江戸時代に生まれた日本の伝統的な花火
和火とは、硝酸カリウム・
硫黄・木炭の三種類から
なる日本の伝統的な
花火の総称です。
明治以降、西洋から
入ってきた化学薬品に
よって出来た、色の
カラフルな花火「洋火」
に対し、「和火」は
江戸初期に生まれた
オレンジ色~赤褐色
の花火です。
和火の魅力とは?
今回お世話になる
和火師の佐々木厳さん
によれば、
「奥深さ」「優しい赤褐色」
であるといいます。
「硝酸カリウム」「硫黄」「木炭」
3種類の限られた原料
の中で配合比率のみを
微妙に操り、色の濃淡、
線の太さと長さ、
火の強弱を調整し、
表現します。
木炭の原料となる
木によっても、火の
色は変わります。
2度と同じ色は
出せないかもしれない。
厳さんはいいます。
「炭火の放つ優しい光は、
心を穏やかにし、気持ちを
鎮めてくれる。
和火の光は暗闇の中で見る
「火」そのものなのかも
しれない・・・」
今回の石神の松の炭を使った和火は、
一体どんな色になるのでしょうか?
一期一会の出会い。
その光は一瞬ですが、
一生心に残るものになる
かもしれません。
参考:和火師 佐々木厳HP
写真:令和3年5月6日に佐々木厳氏により
打ち上げられた樹齢310年の榧の木の炭を
使った和火(中川村にて)
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