お供えの繭玉(まゆだま)

【お供えの繭玉(まゆだま)】

~中川村・三共仲林耕地

の「行者様のお祭り」③~

お祭りのお供えに

添えられる

「繭玉」。

お祭りの火の朝

米粉をこねて、

蒸して、ついて、

丸めて…

という作業が

朝から行われます。

本当なら全戸から

ひとりずつ来て

ワイワイとつくる

そうですが、

このご時世なので

当番の組の方

数名のみでの

繭玉つくり。

500個以上作り、

その一部を

榧(かや)の木の枝

につけて、

ご祈祷のときに、

奉じます。

繭玉は地区の

各家に20個ほどずつ

配られます。

「どうやって皆さん

召し上がるのですか?」

と訊ねると、

「揚げて砂糖醤油で」

「フライパンで

コロコロと焼いて

砂糖醤油かなぁ」

と教えてくれました。

美味しそう✨😍

「繭の形は、

手のひらで

こうやって

転がしてね…」

繭玉づくりの

時間は、さながら

若い方や、他所から

越してきた方が、

米粉だんごの

つくり方を習う

料理教室のよう。

ともすれば

地域の小さな

お祭りが、

どんどんと

消えていくような

時代。

昔ながらのことを

続けていくのは、

簡単ではないと

思いますが、

「大事なことだから

続けていきたい」

と、組長さんは

おっしゃいました。

「本当なら子供たちが

いっぱい集まって

賑やかに遊ぶんだよ」

受け継ぎたいのは

「信仰」

「祈り」

の心、

同時に

「老若男女が

楽しい時間を

共有すること」

「地域の食文化」

「人と人のつながり」。

・・・

この皆さんのつながりが、

石神の松や行者様の祠が

何百年と守られてきた

所以であると感じました。

・・・

「花火、楽しみにしてるよ」

「協賛金は集まってるの?」

「がんばってね」

そんなお声も

かけていただきました。涙

三共仲林耕地の皆様

貴重な時間を

共有させていただき、

そして最後に

繭玉のお裾分けも

頂きまして…😭✨

大変ありがとう

ございました!!

✨✨

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石神の松プロジェクト

石神の松プロジェクト

人と自然をつなぐ 「石神の松プロジェクト」 長野県中川村の 元天然記念物で 江戸に植えられ、 令和にその一生を終えた 「石神の松」。 松の歴史・伝説と 松を守り親しんで きた人たちの想い を後世へ伝え、 「人と自然が命を 生かしあうこと」 「郷土への想い を深くすること」 「創造性と多様性に 富んだ魅力的な 地域づくり」 を進める活動を しています。

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