石神の松プロジェクト 起承転結 ❪ 起の巻❫
石神の松プロジェクト実行委員会 代表 松田友恵
私、長が付くものは小学校6年生の時に一輪車クラブ部長をしたことのみの人生において、この度石神の松プロジェクト実行委員長をさせていただく運びとなりました。
私の住む中川村にそれはそれは立派な「石神の松」と呼ばれ村の指定天然記念物の松がありました。
その松には様々な伝説が遺されています(ご興味あるかたはHPにて詳しく書いてありますのでそちらで…)
石神の松が3年前の強風でおしょれて(折れて)しまい、その後松くい虫の被害により、枯れていってしまいました。
そして、令和3年7月にその命が幕を閉じる事となりました。
ただ、そのまま朽ちていくことが出来なかったのは、松くい虫の被害がみられて、伐採後焼却炉へ運ばれ処分される…
というところから、このプロジェクトは立ち上がったのです。
中川村に越してきて、まる10年の年でした。
この村に人に自然に本当にお世話になってきました。
朝起きるとアルプスの山々の光輝き威厳ある姿を拝め、外にでれば四季の移り変わりを感じさせてくれる草や花や木々を愛で、村のあちこちでは、顔馴染みの方もそうでない方も挨拶から始まりあたたかい言葉を交わしてくれる。
今までお世話になりっぱなしでしたが、この石神の炭松プロジェクトが生まれ、村で大事にされてきた松の最後に関わらせてもらいながら、この村の素晴らしさ、この日本の素晴らしさを改めて感じている日々です。
その中で、「石神の松が伐られてしまうのは寂しいなぁ」「焼却処分は悲しい」「なんとかならないかなぁ」との言葉を聞き、私も石神の松に会いに行ったのです。
❮枯れてなお荘厳❯
目の間には、枯れて茶色くなり、葉もだいぶ落ちてしまっていましたが、それがかえってその枝ぶりをあらわにして、土地をつかむようにはる根っこ、そこから続く太い幹、さらに龍のようにあちこちに伸びる枝が荘厳な姿で現れました。
この松は焼却処分という幕の閉じかたはさせてはいけない❗️
と、私の心が強く動いたご対面でした
承へ続く
左・代表 松田友恵 、 右・副代表 大島歩
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